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第8回栃木CT情報交換会

文責 栃木県立がんセンター 大野 秀幸

 2010年11月27日(土)大田原赤十字病院にて、第8回栃木CT情報交換会が開催されました。
今回は施設報告会ということで、各施設での症例報告等を発表して頂きました。また、新たな試みとして『疑問なことは解決しよう!何でもQ&Aコーナー』を実施しました。これは日頃のCT検査での疑問点や問題点を参加者同士で議論し解決していくことを目的に行われました。

 施設報告については、7施設の演者の方に発表していただきました。内容としては冠動脈CT撮影法や乳腺ダイナミックCTの撮影法、胸部CT撮影法などの撮影条件や線量の設定方法、小児撮影における工夫、注意点などの紹介。症例報告として血管造影用のシースを使用しての下肢動脈造影CTで足関節難治性潰瘍のCTAを3D画像作成の苦労話とともに報告。呼吸器炎症疾患を十数症例にわたっての解説。Dual Energyを用いた肺血流CTイメージングでは、肺血流シンチグラムと比較しながら非常にわかりやすく解説。といった内容で、どの発表も施設でのCT検査業務に参考になるものばかりでした。私もデッドスペースに停滞する造影剤量についての実験結果を発表させて頂き良い経験になりました。

 栃木CT情報交換会も今回で8回の開催を迎えることができました。今回は自分の発表もあり、緊張しながらの参加でしたが内容も多岐にわたりとても勉強になりました。また、何より他施設の方と情報交換ができることがとても良い刺激になりますので、皆さん、是非お気軽に参加してみてください!
 最後になりますが発表をしていただいた各施設の先生方、また会場準備をしていただいた大田原赤十字病院皆様本当にありがとうございました。

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