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第9回栃木CT研究会

文責  獨協医科大学病院  浅野 浩一

平成26年5月24日(土)ホテルニューイタヤにおいて、
テーマを「造影サイコー!! -再考?最高?-」とし、第9回栃木CT研究会を開催しました。

ご好評をいただいております、フレッシャーズコース「もう1度知りたい基礎のキソ」では、研究会で発表した過去2回分のまとめを、新人技師と先輩技師のイラストで、ポジショニング、画質評価、基礎用語など分かりやすく解説していただきました。
フレッシャーズに限らずベテランの方も参考になったのではないでしょうか。

ミニレクチャー、臓器別腹部CT造影検査では、県内の施設から施設別に担当を決め、肝臓・膵臓・腎臓について発表していただきました。解剖・疾患の特徴と各時相における病変の見え方・撮影方法(ダイナミック)について分かりやすい内容でした。日頃ルーチン検査として何の疑問もなく決まりきった撮影法で撮影している事が多いかと思いますが、そんな日常業務に疑問を抱かせ、自分の病院に持ち帰って活かせるような内容だったのではないでしょうか。

特別講演は2講演していただきました。
長野赤十字病院の 寺澤和晶先生からは「造影CTプロトコールを再構できるか!?~TECによる適正化の試み~」ということで、臨床においてTime Enhancement Curve(TEC)が一定にならなかった場合の様々な要因や、最新の可変注入法を解説していただきました。
JCHO北海道病院 山口隆義先生からは「TBTを活用しよう!基礎から臨床応用まで」ということで、テキサスレンジャーズのダルビッシュ投手を用いてTest Bolus Tracking(TBT)を分かりやすく解説していただきました。

また情報交換会では、様々な熱い話で盛り上がりました。
続く懇親会では笑顔が満ち溢れ、2次会では学生時代のように肩を寄せあい親睦を深め、3次会・4次会では深い話をし、研究会は朝方まで続きました。

短い時間ではありましたが、基礎から最新の技術、そして楽しい宴、多種多様な多くの事を学び、大盛況のうちに終了しました。

今回、参加者115名、県外からも岩手、新潟、仙台より多数の参加がありました。
研究会、懇親会と、このように充実した会が開けたのは、県内の多数の参加者はもとより、わざわざ県外から足を運んでくださった方のお力があってのことです。今後も栃木CT研究会をよろしくお願いします。ありがとうございました。

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