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第11回栃木CT情報交換会

文責 西方病院 見目 浩太郎

2013年9月28日(土)那須赤十字病院にて、第11回栃木CT情報交換会が開催されました。

県内施設報告会では「Aquilion ONE Vision Editionの搬入から使用経験」、「当院での冠動脈CTについて」等、各社装置を実際に使用している施設だからこそ感じる事、工夫点を取り上げてもらい使用経験の無い者でも楽しく聞かせて頂きました。また、ワークステーションを用いた金属アーチファクトの補完法等は新しい可能性を感じました。

肺血流ファントムの制作から患者様の利益を考慮した被ばく低減へ繋げる努力、日々の画像管理の大切さ、死亡時画像診断における必要な画質と装置との兼ね合いなど今一度考えさせられる内容のお話でした。

逐次近似応用再構成は難しいお話が多いのですが、「逐次近似応用再構成で検診CTは何処まで線量低減可能か?」と題し、被ばく線量を胸部の一般撮影と比較し理解しやすく、これからのCTの活躍の場がひろがるのではないかと思いました。
 バイエル薬品さん(メドラッド)、根元杏林堂さんによる各造影剤注入器の商品説明も、より良い安全な検査、患者様の安全を切り口にした面白い説明でした。

 懇親会では、那須赤十字病院の9階にあるレストラン「プラタなす」食事が美味しく、見晴らしが良くこの建物が病院である事を忘れてしまいそうな空間でした。綺麗な病院、質の高い医療、だけではない患者様への優しい配慮を感じました。

今回も栃木CT情報交換会、懇親会に多数のご参加を頂き大変うれしく思っております。
栃木CT研究会がCTに興味を持たれた方の身近な存在であるよう願い、これからも多くの方に参加して頂けるよう努力していきたいと思います。
 最後になりますが、ご講演いただいた各先生方、会場を提供して頂き施設見学まで段取りをして下さいました那須赤十字病院のスタッフの皆様に改めて深く感謝申し上げます。

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